梅雨の合間の奇跡。

19日、20日の連休。
店を休ませていただきました。

薬師岳。

有峰を過ぎ、折立へ。
ここに来るのは15年ぶりくらいだ。

いきなりの雨。
雨具を装着し、林道を登る。
三角点には、ベンチがいくつも備え付けてある。が、
雨と霧で何も見えない。

雨のせいか、早足になったのか、
太郎平小屋には予定よりも早く着いた。まだ、1時半だ。
事前に天候の悪さもあり、テント泊は断念していたのだが、
十分に薬師岳山荘までは行けそうだった。
しかしながら、雨に加えて、風も強くなってきていた。

外は、暴風雨、だ。

することがない。
これは、飲むしかない。(笑)
食堂では、同じようなすることがない方々が
ビールを飲みつつ談笑している。

嫌な予感がする。外は嵐のような天気だ。

夕飯後、自炊室で飲んでいると
薬師沢あたりが目的の釣り師が岩魚を焼きだした。
ありがたく頂戴し、焼酎と一緒に胃袋へ。
いよいよ、やばい。
歯止めが、きかない。

朝、4時。
まだ、酒精が漂っている。
風と雨は止んでいた。

山の神が少し笑った。
1ヶ月で、1番の日になるよと、誰かが言った。

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目の前には薬師岳が見える。
右手には、黒部五郎岳。
壮大なカールが、眼に浮かぶ。

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槍穂。ひときわ目立つ。
北穂、奥穂、穂高連峰。

酒精は去った。

この山は、日本山岳至上最悪の遭難があった。
昭和38年、38豪雪の年に、愛知大学の13名が命を落としている。
大雪山の事故がどうしても重なってしまう。
慰霊碑に手を合わせ、眼を閉じる。

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薬師岳山頂。
快晴だ。

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荒々しい、今年旬の剣岳と、立山連峰。
来月の剣登頂に、思いが募る。

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真ん中に、うっすらと、笠をかぶった富士の山が見える。
わかりますか?

山は、時に激しく、時に優しく笑う。
怖くもあり、楽しくもある。

月並みだが、自然の前には人間は、あまりにも無力、なのだ。
人間が、足を踏み込ませてもらっているのだ。そこに。

昨日、今日、と、
心地のよい筋肉痛で、足が悲鳴をあげている。
なんとか、仕事、してました。(笑)
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by yui-2910 | 2009-07-22 23:47 | 日々の話
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