パン屋になる。Vol.6

パン工場で釜場を担当して、少し慣れてきた頃、
午後からの成形のほかに、臨時の残業が増えてきた。

冷凍のメロンパン作りである。

メロンパンを手で成形して、冷凍用の天板に次々と並べていく。
天板にいっぱいになったところで、ショックフリーザーにすぐにいれる。
1枚につき100個くらいだっただろうか?
発注が来るたびに、毎日毎日、メロンパンを一人当たり数百個作る。
発注元は、大阪や岡山だったように記憶している。

移動のメロンパン屋さんのメロンパンが、こうやって作られてるのを知った。

ショックフリーザーで冷凍された完成品を10個くらいづつナイロン袋に入れ、
段ボール箱に詰めていく。
冷凍の宅配便で即座に送られていく。

従業員の人たちは、余計な仕事が増えて、文句をいいながら、しかし、
早く帰りたいから、急いで作る。

急いでも、綺麗に作るひとは綺麗なメロンパンになり、
急げば急ぐほど、悲惨な代物になるおばちゃんもいる。

菓子パンの中でメロンパンは、成形の難しい部類に入ると思います。
焼きに関しても、上火の調整が大事なパンです。

ひたすら、作りつづけたメロンパン。
安い材料を使い、とても、まともな代物とは言いがたいものではあったのですが、
私にとっては、とても、いい練習になったのも事実です。


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by yui-2910 | 2009-10-05 22:33 | pann
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