BANGA。

50年代から60年代のアメリカ、ビートジェネレーションの中心で活躍していた作家、
ケルアックやギンズバーグの一連の流れ。

そして、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホル。

ここまでは後追いの体験である。

おそらく、ロンドンパンクから入った私が17歳の頃、The Clashの「Combat Rock」が出た。
詩の共作者として、アレン・ギンズバーグとあった。
その頃、音楽的趣味がイギリス一辺倒だった私は、アメリカの音楽なんぞ、古臭くて何の魅力も感じない的少年だったので、パンク以降の新たな実験的な作品を作り出すことこそ全てだと思っていた。
だから、アメリカの音楽には泥臭い感じしか抱かなかったし、表現性をなんら、見いだせなかった。

ただ、それはヒットチャートの話だった。

初めてterevisionを聴いた時、とてもNYのバンドとは思えなかった。
Talking Headsもしかり。
そして、Patti Smith。
パティ・スミスの「Horeses」1曲目のヴァン・モリソン「Groria」から一気に引き込まれた。
これはすごい。
NYの連中はすごいではないか!この不可思議な世界は一体何なんだろう?
アートと合体したようなパンクはロンドンとは全く違う。

ルーツはヴェルヴェットやギンズバーグにあった。

そして、2012年8月。
パティ・スミスの新しいアルバム「BANGA」

とても美しく、虚無。
しかし、どこか当時の名残りを漂わせつつも、なんだか切ない、しかし、あふれだすのはゆっくりとした大河。

  そして空の扉が開き
  私たちは鎧を脱ぎ捨てた
  そして私たちは裸で踊った
  彼らが新世界の雨を
  浄化する間・・・
        amerigo

この曲で始まり、ラストはニール・ヤングの「after the gold rush」で終わる。
ベトナム戦争の混沌とした絶望的で喪失感の漂っている頃の歌だ。
それでも生きていかねば的なニール先生の名曲だ。
ゴールドラッシュ後のアメリカ、9・11後のアメリカ、3・11後の日本。

そういった意味合いも込められてるのかもしれない。

「Fuji-san」というタイトルの曲も入っている。

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久しぶりに新しいアルバムで名盤だ。

そして、来年、金沢にもやってくる。
今から楽しみだ。
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by yui-2910 | 2012-09-01 17:29 | 音楽
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