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名人。

インターネットの情報は早い。
今、ネットを開き、立川談志死去とあった。

立川談志の落語は難しい。
なぜならば、客が古典落語を知ってる前提に立った上で
そのねたを演じているからだ。

談志のよさがわかったのは
落語をいろいろ聴いたり、見たりするようになっただいぶ後のことだ。

例えばいろんな落語家が同じねたを演じる。
「へっつい幽霊」であり、「やかん」であり「居残り左平治」であり
「芝浜」であったりを何人もの落語家が演じる。
おのおのの違いがあり、それがまたおもしろい。
個々により解釈の差異や、観点の差異もあるだろう。

三木助の、「芝浜」
柳好の「野晒し」
志ん生の「火焔太鼓」などなど
ほかの落語家がどれだけうまく演じてもこれには勝てんなあ、と思わせる演目がある。

談志の落語は落ちがつまらないと本人が思えば変わっていたりする。
だから客サイドは、その話を知っていることが最低条件となるのだ。
そのうえでの「うーむ、なるほど」なのだ。

個人的な勝手な談志像は
「落語に囚われた囚人」であり、「非凡」な落語家であり、
これは、他の落語家にはない。

このような稀有な落語家はスタイルは違えど、西の枝雀くらいだったと思います。

残念だ。

ただ、立川一門にはとてもいい弟子たちがたくさんいらっしゃいます。
これには、さすがだなあと。

御冥福をお祈りいたします。
by yui-2910 | 2011-11-23 17:36 | 日々の話

餃子の日。

餃子を作る。

大人2人分、子供2人分。
総数100個。
具材は豚ひき肉、白菜、にら、しょうが、にんにく。
塩コショウ、醤油、ごま油、オイスターソース少しと
隠し味に、マヨネーズ少々。

総出で包めば意外と早い。
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ホットプレートでやるのがいい。
1回で20個近くは焼けるのだ。

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酢を多めのつけだれ。
醤油よりも酢の配合を多くする。
ラー油はどばーっと。
ずいぶんといろんなラー油があるようになり
なかなかに楽しい。

あとは野獣のように、食らう。
我先にと手が伸びれば成功だ。(笑)
こんな日はほかのおかずもなしで、
ひたすら餃子のみを焼き、食らう。

そして、100個すべて、無くなるのであった。
by yui-2910 | 2011-11-17 17:10 | 日々の話

天国の扉。

11月3日、クロスランドタワー展望台、地上から約100メートル。

遠藤ミチロウの富山での久しぶりのライヴ。
そして僕も心待ちにしていたアーティストのライヴ。

1曲目の「Just like a boy」から怒涛のミチロウワールド。
とても還暦を迎えた人物とは思えない。
すさまじい。

アコースティックギター1本でのパンクロック。
鋭利な言葉の洪水。
突き抜けていく絶望感。

もはや、感動的である。

初めて聞いたのは「ザ・スターリン」だ。
もう30年近くも前のことだ。
まだ高校生だ。

初めてみた「ザ・スターリン」は何だかわからないうちに
あっという間に終わってしまった。
ただ、ぞくぞくする感じが残った。

その30年の間にアコギに持ち替えたミチロウさんを何回か見た。
いずれも凄いライヴだった。
10年くらい前、金沢の「もっきりや」でのライヴで、
僕はミチロウさんの切れた弦の張り替えをしていた。
1曲ごとに弦は次々と切れた。
「カノン」や「シャンソン」などのスローな曲でのみ、
一息入れることができた。
懐かしい思い出、である。

ミチロウさんは福島の二本松市の出身だ。
MCで二本松に住んでる母親の近況などを話した後に、
「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」だ。
なんとも、ミチロウさんらしい。(笑)

新曲「原発ブルース」。
プロジェクトFUKUSHIMAのHPからダウンロードできる。
そういえば、その日の朝、NHKのラジオを仕事しながら聴いてたら、
プロジェクトFUKUSHIMAをミチロウさんと立ち上げた1人の
詩人の和合亮一さんが出ていた。
もう1人の発起人のギタリスト大友良英さんもこの前出てたので、
次はミチロウか。
そりゃ、ねーか。(笑)

そして最後の曲は圧巻の
「天国の扉」。
地上100メートルの「天国の扉」だ。
天国に一番近いところで、遠藤ミチロウは天国の扉をたたき壊した。

アンコールは「カノン」「下水道のペテン師」そしてオーラスは
「仰げば尊し」だった。

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終焉後、CDを1枚買った。遠藤ミチロウのインディーズアーティストによるトリビュート。
ミチロウさんが「これがかなりいいんだよねー」と勧めてくれたので、
クレジットをみると「三角みず紀」「ふちがみとふなと」「えんけん」「竹原ピストル」
そして御大「友川カズキ」などなど、
いずれも興味深い面々なので、購入した。
これがなかなかにいい。

意外だったのは、若い客もけっこういたことだ。
なによりです。

大満足な、そして、
立ち止まることなどなく怒涛の30年を走ってきた人間の凄みを感じた夜、だった。
by yui-2910 | 2011-11-08 17:41 | 音楽